CSSでのレイアウト
通常TABLEタグを利用したレイアウトでは、左にあるものがHTMLでは上位に、右にあるものが下位に記載されます。
左にサイドバー、右にメインスペースというレイアウトをとった場合、本来強く認識してもらいたいメインスペースに書かれたテキストが、左サイドバーに関する記述により下に追いやられ、サイドバー部分のテキストが強調されることになりますが、CSSを利用すれば、表示上は左にあるものをHTMLの下位に、右にあるものを上位に記述することが可能です。
その他にも、H1~H6タグのように「SEO上効果的だが見た目に映えないタグ」の見栄えを補正することができるなど、CSSを利用したレイアウトを行うことで、よりSEO対策に効果的なホームページを作ることができます。
CSSでサイトの体裁を整えるのが一般的となっている昨今、以前ほど優位性はありませんが、普通にサイトを作ることこそSEO対策の近道。サイトを作るうえで、CSSでのレイアウトは必須と言えるでしょう。
CSSのメリット
「最後までソースを読み込む時間」ですが、実際の時間にすれば1~2秒と、決して長くはありません。しかし、この1~2秒が、訪問者に大きなストレスを与えてしまいます。
また、JavascriptなどをTABLEタグ内に組み込んだサイトでは、エラーなどが発生し、ソースを最後まで読み込むことができなかった場合、ページが全く表示されないといったケースもあります。そのような場合でも、DIVタグを使ったCSSレイアウトでは、読み込んだ部分は表示されているわけですから、最悪、エラーが発生した以降の記述のみが表示されなくて済みます。
CSSから話はそれますが、このようなケースが考えられるため、ページ上部でのCGIやjavascriptの利用はあまりお勧めできません。
ページが表示されるまでの速さ、エラーが発生したときのリスクなどを考えても、CSSによるレイアウトはより有効であると言えます。